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いい会社

2016_08/22

人は成長したがっている!

数日前にも一部を紹介しました。

自分の反省のために、全文を掲載します。

大久保寛司著「人と企業の真の価値を高めるヒント」
第四章、「やる気を引き出し、能力を伸ばす」 
まとめ 全文

人は機械ではありません。
一つの能力の機械はいつまでたっても一つにしか過ぎません。
しかし、人は違います。
仕事に向かう姿勢や心構えで、何人分もの力を発揮することができます。
場を与え、情報を与え、権限を与えれば、人はその能力を飛躍的に伸ばすことができるはずです。

あなたの部下は伸びたがっています。
あたなの手、部下の頭を抑えている、その手を離すことです。
部下や社員は、あなたが思っているのとまったく反対に、どうしたらもっとよい仕事ができるか、
どうしたらもっと会社が発展するかを考えているものです。

一方的に話をしないで、じっくり耳を傾けることです。
自らの聴き出す能力を磨くことです。

納得して事に当たる部下は強い。
変化に自ら対応することができるからだ。
そのためには、良きコミニケーションが不可欠だ。
お互い、どの程度わかりあえているか、一度検証してみることだ。

きっとあまりのギャップの大きさに驚くことだろう。
しかし、心配はいらない。
ギャップがあることを認証できるのだから、あとはそれを埋めることだ。

人は誰しも心の奥底では、価値ある仕事をしたいと思っているものだ。
価値ある存在でありたいと願っているものだ。

基本において、そこを信じているかどうか。
人と企業の真の価値を高めるカギの一つだ。

https://www.murata-brg.co.jp/weblog/2016/08/22

大久保寛司

2016_08/21

伊那食品工業 塚越会長の野心!

毎年開催されている伊那食品工業主催の「伊那経営フォーラム」は昨年で11回目を迎えました。
 
数年前のフォーラムで、「私にも野心があった」と塚越会長さんが話した途端に1000人の会場がしーんと静まり返ったそうです。
 
「社内でも社外でも、いまだかつて一度も話したことがないことを、、今からお話しします。私には野心がありました。」
 
「それは、『社員をどれだけ大切にしても経営は成り立つ』ということを、この世で証明したかったということです。これが野心です」と。
 
周りからは「そんなことでは経営が成り立たない」、ならば「どんなに社員を大事にしても経営が成り立つことを証明しよう」と心に誓った。
 
会場では、会長のこんな野心があったのかと、何分の一かの聴講者が泣いていまいた。
 
すごい人物だと思います。その思いや人間性が、伊那食品工業の経営の基盤にあるんです。
 
‥‥‥‥‥以上、大久保寛司監修 映像本「いい会社をつくりましょう」より抜粋!
 
トヨタ自動車の豊田章男社長が何回も塚越会長から指導を受けて、「私の家庭教師です」といわしめ、トヨタ自動車や関連会社の役員が伊那食品工業に視察に来ているそうです。
 
なので、そんなに遠くない将来、トヨタ自動車を筆頭に、「人に優しい経営」というものが表に出てくるかもしれません。
 
しかし、塚越会長は「いい会社にするまで30年掛かった」と言われているように、社風は簡単には変える事はできませんが、まずはトップが、「いい会社にする」という決断することがスタートなんでしょうね。

伊那食品工業 塚越寛会長
伊那食品工業 塚越寛会長

2016_08/14

伊那食品工業は、「忘己利他」(もうこ・りた)の経営!

伊那食品工業会長の塚越さんは、「永遠の心理に沿っている企業が「いい会社」として生き続けるといいます。
 
永遠の心理とは、昔からある宗教の教えで、「この宗教は古いからやめよう」という人がいないのは、永遠の真理に基づいているからこそなので、なるべく宗教の教えに近いところで経営をすることが肝心ではないかと。
 
塚越さんは、天台宗の開祖、最藤(さいちょう)の、「己を忘れて他に利するは慈悲の極みなり」という「忘己利他」の教えが宗教の根幹ではないかと考え、ビジネスに一番大事な永遠の真理ではないかと思い、実践し続けてきました。
 
分かりやすく言うと、たとえば「自分の財よりも社員の幸せ」とか、「人に迷惑をかけない」、「駐車場ではわざと遠くに停める」といのも忘己利他の実践。
 
ちなみに、二宮尊徳も同様の事を言っているし、京セラに稲盛さんも「利他」を説いていますが、人は反対の「我利」になりがちです。
 
会社を良くしようと思っても「我利」の心で行うのでおかしくなる。
 
・・・・塚越寛会長の言葉一つひとつに「なるほどなぁ〜」と思うことばかりです。

伊那食品工業 塚越寛会長
伊那食品工業 塚越寛会長

2016_08/13

伊那食品工業の成長の定義!

トヨタ自動車や関連会社の役員が視察に来るという伊那食品工業。

会長の塚越さんからは数多くの気づきや学びがありますが、その一つに「成長とは売上ではない」というのがあります。

社員が、「うちの会社は去年より、いろいろな意味で進歩したな」と感じられるならば「成長」だけど、「売上は増えたけど我々は冷遇されている」と感じたならば成長ではありません。

「売上は昨年と同じだったけど、内部留保で事務所が新しくなった」ということなら成長。

「社員が幸せを感じたり、何かの役に立ったりするなど、成長を感じさせるようなことが一つでも果たせたら、立派な成長だというこというふうに考え方を買えるべきですよ」と。

なるほどねぇ〜!

伊那食品工業 社是
伊那食品工業 社是 「いい会社をつくりましょう たくましく そして やさしく 」

2016_07/20

人のやさしさは、涙の量に比例する!

坂本光司先生の口からよく出る言葉の一つが「人のやさしさは、涙の量に比例する」

坂本先生の著「経営者の手帳」で、次のような解説をしています。

企業が求めている人財は、知識やノウハウ、あるいはテクニックの保有ではなく、組織の仲間のことを思いやれる利他の心を持った人である。。

物質的にはほぼ満たされた今日、やさしさこそが、社会がいちばん望んでいるからだ。

こうした人財になるためのいちばんよい方法は、心やさしい利他の心をもって人生を生きている人々の言動に真摯に学ぶこと。

それとともに、心洗われる書物を意識的に読んだり、利他の心あふれる場所に出かけてみたりする。

そして恥ずることはない。人の苦しみ、悲しみ、喜びに触れ、涙することだ。

私の経験からいれば、人のはやさしさは涙の量に比例するのだから・・・・・・・。

まだまだ、先生のようにはなれませんが、人の苦しみや悲しみに少しでも寄り添うことができる人間なれるよう、自分の心磨きをし続けていきます。

坂本光司先生
坂本光司先生

2016_07/01

問題解決企業「ネッツトヨタ南国」

オールトヨタ販売会社300社の中で顧客満足度調査を取り始めてから14回のうち13回も全国1位になったネッツトヨタ南国(高知)

創業者の横田英毅さんの自著「会社の目的は利益じゃぁない 誰もやらない『いちばん大切なことを大切にする経営』とは」に、「問題解決だけをしている会社になりたい」と書かれてありました。

トヨタの工場で、ある機械が動かなくなり、調べてみたところヒューズが切れていた。

担当者がヒューズを交換すると共に、切れた原因を追求したところ、作動部分の軸受けの潤滑油が不足していたことで大電流が流れたことが原因でした。

更に潤滑油が不足する原因を追求すると、油圧ポンプの調子が良くないことが判明したそうです。

こうして直接的は故障部位とはかけ離れたところにある、根本的な原因を発見することができたことで、油圧ポンプを取り替えると共に、ポンプの日常点検をすることになった。

このように、根本的な原因にまでさかのぼって手を打つ「問題解決」が非常に大事なこと。

横田さんは「表面化する前の川上にある問題解決に常に取り組むようにすれば、川下で表面化した問題をどうにかしようとする問題対処をしないですむようになる」と語っています。

なるほどねぇ〜、表面化した問題ではなく、表面に表れない所にメスを入れることが大事なんですね!

「ネッツトヨタ南国の問題解決率は50%くらいなのですが100%を目指しているので、まだまだ伸びしろがある」ということでですから、将来に向けてどんどん魅力ある会社になっていくのは間違いないようです。

ネッツトヨタ南国
ネッツトヨタ南国本店

2016_06/20

私の責任です!

他店舗展開をしている美容院にクレームの手紙が届いたそうです。

社長は手紙の内容からどこの店の誰かを特定が付いていたが、店長を集めその話しをしたところ、全ての店長が「私の責任です」と答えた。
店長がその話しを店の幹部社員に話たところ、誰もが「私の責任です」と。

この美容院は北九州の美容院「バグジー」

バグジーは離職率が高い美容院では5〜6年もすれば全員が変わってしまうと言われている中で、人が辞めない環境作りをすることでお客様から愛されている美容院。

問題を他人のせいにする組織はなんの成長もありませんが、他人の問題を自分のこととして解決しようとする組織ほど成長力が高いのは間違いありません。

バグジー社長 久保華図八さん
バグジー社長 久保華図八さん