1月21日(火)の日刊工業新聞1面に「ミツトヨ、国内回帰」、「精密測定機器 海外全工場を閉鎖」の記事が掲載されていました。
「海外の全工場を閉鎖して生産を日本に集約し全面的な国内回帰を実施した。」
過去形なので、既に実施済みということでしょうか?
理由として、
1、経営基盤の強化と生産の最適化を図るため
2、安価な労務費を背景にした海外生産体制に限界があると判断したため
3、精密測定機器の生産を日本に集約し、国内生産能力を強化するため
製造会社なら、測定工具の「ミツトヨ」(非上場)を知らない人はいないくらい有名な会社です。
AIに海外全工場の社員数を尋ねたら2300人。(国内3,000人)
一時期、安い労働力の国に工場を作ることが当たり前になっていたので、国内の空洞化現象が起きていたのは間違いありません。
国内の生産能力を1.5倍にしたとはいえ、人手不足の日本に集約するというのはそれなりのメリットがあるということなんでしょうね。
写真:「ミツトヨ製」測定工具マイクロゲージ
ミツトヨ製測定工具 マイクロゲージ