昨年、「人を大切にする経営学会」主催の「経営人財塾」(6期生)に参加した弊社のMSさん。
月1回で通年の授業ですが、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞企業や坂本光司先生の授業を受けることができる。
MMさんが、「人を大切にする経営学会ブログ」に昨日投稿してくれた記事がとっても素敵だったのでご紹介します。
「なりたいな、そんな人に」
人財塾6期生の村田ボーリング技研株式会社のMSと申します。弊社は省資源社会を実現する技術のひとつ「表面改質技術」に特化し、特殊技術を通して、多種多様な産業機械部品の加工を行っています。
経営人財塾を卒業してから、約5か月が経とうとしています。入塾当初は通常の業務をこなしながら、ついていけるか正直不安でしたが、6期生メンバーの皆様が温かくフォローをして下さったお陰で、最後までついていけることができました。
特に同じグループのメンバーには色々と助けて頂き、講師の方々からの学びもありましたが、塾生メンバーからも学ぶ事が多くありました。
その中で、リーダーシップを発揮する人・陰からサポートする人・コミュニケーションを円滑にする人、問題を解決する人・困っている人を助ける人などなど、一人一人がそれぞれの役割を果たしていて、肌感覚で塾生メンバーの人間力の高さを感じることができ、その方と一緒に働いている社員の方達も、「このような人についていきたいと思っているのだろうな」と感じながら学ばせていただきました。
また、人財塾では様々な講義やゼミがあるのですが、その中でも特に心が震える時間だったのは、坂本先生の「人を大切にする経営」を実践している企業の、心温まる事例「感動エピソード」を輪読する時間でした。塾生が順番に読み始めるのですが、感動的な話に次第に感情が溢れだし、声を震わせながら読んでいく塾生メンバーが続出で、毎回ハンカチやティッシュが必須な心が洗われる時間でした。
弊社でも、数年前から朝のミーティング時に、ビジネス詩集「考えてみる」(大久保寛司著書)という本を読む時間があります。毎朝順番に音読担当が回ってくるのですが、その日に担当する人が好きなページを読んでいくというスタイルです(ビジネス詩なので1~2分で読めるぐらいの量です)。
これも始めた当初は、色々な意見がでてきましたが、なんとか継続していく内に、今ではしっかりと定着して、1つの文化になっていったと思います。
自分はこの時間が、心の整理ができる時間となっていて、わかりやすい言葉で、心にスゥーッと入り込み、読んでいる最中に、「この部分はまだできていない・忘れてしまっていた・今日、意識してみよう」などの気づきが得られ、毎朝自分自身を振り返られ、視座を高められる良い機会となっています。
一部、個人的に好きなページをご紹介させていただきます。
——————————————————
<なりたいな そんな人に>
その人といると 明るくなる
その人といると 心が軽くなる
その人といると 勇気が湧いてくる
その人といると 元気になる
その人といると 笑顔になる
その人といると 楽しくなる
その人といると 優しくなれる
その人といると 穏やかになれる
その人といると 美しくなる
その人といると 清くなれる
そんな人になれたら
——————————————————
人財塾を通じて特に感じた事は、人を大切にする経営を実現している経営者や塾生メンバーの方々はいつも、「そんな人」の様な雰囲気を放つ存在でした。
人を大切にする良い会社づくりは、まだまだ道半ばですが、人財塾での学びを活かしていきながら少しずつ、社員の方達が笑顔で明るく働きやすい風土・文化づくりを進めていき、「この会社で働けて良かった」と思って貰えるような会社を目指して、自分も「そんな人」に近づける様に、これからも精進を重ねてまいります。
人財塾6期生・村田ボーリング技研株式会社・MM