以前からJR東海新幹線に”脱線防止ガイド”が設置されていることに気が付いていました。
レールの内側にガイド版を設置することで車輪の脱線を防ごうとするもの。
2020年度末時点で上下線合わせて1027kmのうち約667kmの設置が完了しており、2028年頃の完了を目途としているそうです。
以下、東洋経済on-line(2022年3月)より、
脱線防止ガードが設置された線路の上を走る新幹線。東海道新幹線は全体の約6割に脱線防止ガードを設置している。
将来予想される東海地震の際に強く長い地震動が想定される地区や脱線した場合の被害が大きい箇所を対象に「脱線防止ガード」をレールの内側に平行して設置する工事を2009年から開始した。また、全車両に「逸脱防止ストッパ」を設置済みで、万一脱線した場合にも車両が線路から大きく逸脱することを極力防止する。JR東日本同様、土木構造物への対策も進めている。
脱線防止ガードは2020年度末時点で約667kmの設置が完了。東海道新幹線の東京―新大阪間は上下線と回送線なども合わせて1072kmあるので全体の約6割で対策を施したことになる。2020年度からは残りの部分の工事にも着手し、全線に対策を施す計画だ。2028年頃の完了を目途としている。
脱線防止ガイド