ある取引銀行が会員専用向けWEBサイトを立ち上げることになり、父が会員向け月刊誌に3回に渡って投稿した記事(2008年)をWEBに掲載してもいいですかと問い合わせがありました。
もちろんOK!
父が81歳の時に書いた原稿には、何回も聞かされていた耳だこの内容や、忘れていた話し、そして知らなかったこと等が盛りだくさんに書かれてあり、私や子孫にとって父(村田保)を知ることができるとても貴重なものとなりました。
なかでも凄いなぁと思ったのは、現在の経営理念、信条、基本方針をなんと今から55年前の1967年に作ったということに驚きを隠し得ません。
反発ばかりしていた父が先見の明を持っていたことを改めて感じることができました。
数年前、理念の一部を分かりやすくしました。
経営理念
我が社は、社員とその家族と取り巻く全ての人々の、安心と幸福を実現するために、一人ひとりが品性の向上と三方良しの経営を目指し、存在感のある企業として、社会の進化発展に貢献する。
(そのためには)
1、独自の技術を開発し、徹底した差別化によって高付加価値を実現する。
2、省資源産業の領域で個々のユーザニーズにきめ細かく対応して、期待を裏切らないメリットを提供する。
3、ターゲットを明確にした取り組みに努め、特定分野では常にトップシェアを確保する。
信条
1、物心両面において、常に社員の幸福を追求する。
2、全ての取引先に我が社と取り組んで良かったと、安心・満足・喜びを提供し続ける。
3、どのような環境にあっても先見性を持って取り組み、会社を永続させる。
基本方針
1、人をていねいに育て、一人ひとりを「人財」とする。
2、どのような小さな仕事にも「真心で取り組み」感動を添える。
3、あらゆる場面で「スピードと小回り」を効かせる。
4、「一人三役」に徹しきり、「多品種少量への対応を効率化」する。
5、「経営理念」を軸として全員参加の一体化経営を推進する。
村田ボーリング技研 経営理念