国会の事は全く頭に入っていない私です。
先の衆議院選挙で「安定多数」や「絶対安定多数」という言葉がでてきましたが、なんとなく分かるようで、実際はなんのことか理解できていない。
ということで、調べてみました。
衆議院定数が465人なので過半数が233人、2/3の圧倒的多数が310人ということは分かりますが、それ以外の「安定多数」「絶対安定多数」の計算方法が分かりません。
国会議員は17ある常任委員会のどれかに所属しなくてはいけないが、委員会の合計定数が610人。
衆議院の定数が465人なので複数所属している議員がいることになる。
「過半数」233人
衆議院の定数は465人であるから過半数は233人。
「安定多数」244人
衆議院には17の常任委員会があり、各委員会の委員は獲得議席数に比例して配分されるので、これら全ての委員会で委員の半数を確保し、かつ委員会の招集や採決を決める権限や可否同数の場合の委員長決裁権をもつ委員長を出すのに必要な議席数は244人。
「絶対安定多数」261人
すべての常任委員会で委員の過半数を確保し、委員長決裁に頼ることなく法案の委員会通過を可能とするのに必要な議席数は261人。
「圧倒的多数」310人
さらに、憲法改正の発議など、憲法に定める特定の事項を議決するためには3分の2以上の議席が必要なので465人×2/3=310人
2021年11月4日
2021_11/04