坂本光司先生は「価格競争は人を幸せにしない」と言います。
価格安さで勝負している会社は、顧客からは常に相見積もりにさらされ、理不尽な取引を強要されるので経営が疲弊していく。
それに加え、仕入先、協力会社には顧客からされたことを強いるので、人を幸せにする経営にはならないと。
先生の長年の研究によると、激減している企業のほとんどが価格競争型企業だったそうです。
確かに、価格競争にさらされている商売ほど、力に物を言わせる大企業にはかないません。
事実、全国の昔ながらの特徴のない商店ほどどんどん店を閉める結果になっています。
写真は10年前の静岡市呉服町商店街で、バブルがはじけた後も賑わっていた有名な商店街ですが、昔からの店がどんどん減少しているのが現状です。
生き残っている商店ほどいかに特徴を出すかということに力を入れているように思います。
静岡市 呉服町商店街
2021年5月7日
2021_05/07