公益財団法人モラロジー研究所が発行している「ニューモラル」584号
テーマは「勉強するのはなんのため?」
この言葉を目にしたり聞いたりすると木下晴弘さんを思い出します。
木下さんは灘高や超難関高合格を誇った塾のカリスマ講師でした。
「勉強は自分のためにしろ」と指導した子供たちが大手企業入社後にリストラ対象になったのに対し、「勉強は世のため人のためにするもの」と指導した子どもたちはリストラの対象にはならなかった。
「自分のために」と教育を受けた子どもたちは入社後に自分中心となり他人を蹴落としてもという競争に負け、「他人のために」と教育を受けた人たちは、チームのために働くことにより他人から必要とされる人財に育った。
この小雑誌の結びの言葉にも、同じようなことが書かれてありました。
「生きがいのある人生とは、生涯をかけて見につけた力を他人や社会のために役立て、周囲に喜びを広げていけるようになったときに実現するのかもしれません」
ニューモラル
2018年6月5日
2018_06/05