昨日、某社が営業時間5分前にもかかわらず、お客様が目の前にいるのに対応しなかったという記事を投稿しましたが、真反対の対応をした人を思い出しました。
それは「人間だもの」という映画の主人公。
この映画は和菓子屋「叶匠寿庵」がお客様に対応したことが映画化したものだと思いますが、何回見ても涙が出てくる映画の一つです。
・・・・・滋賀県・大津の小さな和菓子屋・春秋庵。そこで働く主人公の佐藤恵子19歳。
ドラマの舞台は、大津の下町にある小さな菓子屋春秋庵。主人公はそこで働く十九歳の恵子。彼女は気立ての良い明るい優しい性格の女の子。
「小さな店であることを、恥じることはないよ、その小さなあなたの店に、人の心の美しさを一杯に満たそうよ」
何げなくお店で働いていた彼女は、その言葉一つひとつに深く感動する。自分の考え方ひとつで、商いの世界が二つに分かれる。今までの売ろう・買ってもらおうという考え方を捨てて、子供にもお年寄りにも素直な心で接して、お客様に喜んでもらおうという気持ちで一杯になる。
そんなある日、店を閉めた帰り道に一台の車が店に向かう。『ひょっとしたらお菓子を買いに来たのではないだろうか…』恵子は慌てて、追いかけ閉めた店をわざわざ開ける。母親が危篤なのだが、最後に春秋庵のお菓子がどうしても食べたいと言っているのでこんなに遅くにやって来たという。驚いた恵子は、精一杯のことをしてあげようと心に決めた。・・・・・
小さいお店だった叶匠寿庵は現在、資本金7980万円、社員数620名、売上高60億の会社に成長しています。
映画「人間だもの」