昨日、NPO法人「オールしずおかベストコミュミティ」主催の新春講演会が開催され「宇佐ランタン」(大分)の谷川社長さんのお話を聞いてきました。
この会社は第4回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」審査委員会特別賞を受賞しています。
昭和48年に設立され、紙ちょうちんが主流の中、どこも手がけていないビニール素材のちょうちんを作り始め、現在では西日本を中心に年間30万個を出荷し、業界トップクラスに成長。
社員の60%以上が障害者です。
宇佐ランタンは障害者たちが働くことの歓びを手に入れ、自らの可能性をフルに発揮できるような働きやすい職場環境作りに基本を置いていると。
「障がい者を指導するのではなく、障がい者の本来もっている能力を引き出すということに気が付くまで20年掛かった」
「ちょうちんの注文が入ると障がい者のリーダーが『Aさん90個、Bさん110個、Cさん〇〇個』とそれぞれの能力を理解した上で最短で納品できるように采配している」
「小学生低学年の子供たちに指導する前はとっても緊張していたけど、いざ始まったら一生懸命の指導で、実習終了後には『来年は2〜3人を教えられます』と自信が付いた様子」
「みんな障がい者であることを忘れているのではないかと思うくらいに活き活きと働いている」
「視察に来たある大学の先生から『障がい者の一人ひとりが日本の伝統産業を支えているんですね』と言われた事が嬉しかったです」と話していましたが、この大学の先生はおそらく坂本光司先生じゃぁないかなぁ!
提灯を作りたいと思っていいる方は宇佐ランタンまで!
http://www3.coara.or.jp/~lantern/
宇佐ランタン