以前より日銀調査部から年4回送付されてくる全企業短期経済観測調査(通称”短観”、アンケート方式)に回答しているのでその都度調査結果が送られてきます。
6月の業況判断ですが、それぞれの全産業業況判断(「良い」から「悪い」を引いた数字)DIは3月度調査に比べ大企業が2ポイントアップ、中堅企業が1ポイントアップですが、中小企業がマイナス1ポイントダウンととなりました。
気になるのが「先行き」で、大企業、中堅企業、中小企業とも6月よりは悪くなると判断しています。
特に中小企業DIは4ポイントから1ポイントに減少しているのが気になるところ。
6月調査DI、「最近」、「全産業」で比較すると下記のようになります。
大企業 DI=18=「良い」59%-「悪い」41%
中堅企業DI=16=「良い」58%-「悪い」42%
中小企業DI= 4=「良い」52%-「悪い」48%
下の2005年からのDIの推移をみると、リーマンショック前の景気の時には大企業製造業DIが20以上となっていますが、今回の景気ではかなり苦戦していることが分かります。
表をみると大企業の「非製造業」況感は高そうですね。
日銀業況判断DI
日銀短観6月度調査結果 業況判断DIの推移
日銀 全国企業短期経済観測調査結果
2017年7月18日
2017_07/18