6月22日に「幸せは感じるもの」という記事を投稿しました。
何かを得ることで「幸せ」と感られる人は、「あれがないと幸せじゃぁない」「これがないと幸せになれない」と次々と変化して、いつまでたっても幸せを感じることができません。
しかし、「今が幸せ!」と感じられる人はいつでも幸せ感を保ち続けることができるのでしょうね。
以下、『道経塾』メールマガジンの抜粋。
<1>道経の目━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人間の幸せを工学的に研究する「幸福学」の第一人者・前野隆司(まえの・たかし)さん(慶應義塾大学教授)によると、幸福には「長続きする幸福」と「長続きしない幸福」の大きく2種類があるそうです。
簡単にいうと、モノやお金、地位など、その量や質を他人と比べる「地位財」から得る幸せは短期的で、愛情や健康など他人と比べない「非地位財」によって得られる幸せは持続的なのだそうです。
近年、「社員の幸せ」を理念に掲げる企業が増えています。
何をどうすれば社員の幸せは増えるのか。
手探りな会社が多いようです。
生きていく上でモノやお金は、重要です。でも、取材して「いい会社だな」 感じる会社に共通するのは、社員さんの「幸せを感じる能力」が高いこと。
設備や給料が飛び抜けていいわけでなくても、笑顔が絶えない、 そんな社風があります。社員の幸せを考える時、そこに浮かぶのは、 どんなイメージでしょうか。
平成29年、さらに進む幸福学研究の行方に注目です。
(「道経塾」編集長富田裕之)
モラロジー研究所発行「道経塾」