昨日、「人を大切にする経営学会」第3回全国大会に出席してきました。
総会後の特別記念講演は、(株)帝国ホテル代表取締役会長の小林哲也氏。
話を聞いて初めて知ったことですが、帝国ホテルは、国の出資で日本の迎賓館として1890年に誕生したということ。
当時の外務大臣の井上馨氏が提唱し、設立当時の資本金26万円、筆頭株主が宮内省(約20%)。
株主数は21名、渋沢栄一、大倉喜八郎(大倉財閥)、益田孝(三井財閥)を筆頭に各財閥が名前を揃え、大倉喜八郎が建てた、鹿鳴館(ろくめいかん)の隣に建設(客室数60室)されたそうです。
鹿鳴館は、国賓や外国の外交官を接待するため、外国との社交場として明治政府によって建てられた社交場ということだったので、外国のVIPが泊まるようなホテルだったのでしょうね。
帝国ホテルという名前は知っていましたが、そのような経緯があったことを初めて知りました。
帝国ホテルの歴史とおもてなしの心
帝国ホテル会長 小林哲也氏