トヨタ自動車の豊田章男社長が、「私の家庭教師です」と言わしめる伊那食品工業の塚越寛会長さん。
氏は「弊社は性善説の上に経営がなりたっている会社です」といいます。
社員が働く幸せを感じているからこそ、自ら動く社員ばかりなので、人を管理するようなシステムや設備はいりません。
「やれ」といわなくとも、自然体で年輪経営を実践している会社でもあります。
伊那食品工業を視察しにきた人が、「さぼるような社員はいないのですか?」という質問を社員にしたところ、質問を受けた社員はなんのことを言っているのか理解できなかったと。
それに反し、「黙っていれば人は動かないし、さぼる・・・」の性悪説が基本の人がトップの会社は、ガチガチの管理体制となり、風通しが悪く硬直化し、疲弊するしかならないような社風になってしまうのでしょうね。
写真、
(上)伊那食品工業の掃除道具 これらの道具や自動車などは私的に自由に使っても構いません。
(下)工場内の朝の掃除。女性社員が自主的に高所作業に関する免許を取得したそうです
那食品工業の掃除道具 これらの道具や自動車などは私的に自由に使っても構わないと。
工場内の朝の掃除。女性社員が自主的に高所作業に関する免許を取得したそうです。
2016年6月1日
2016_06/01