伊那食品工業の塚越寛さんの「年輪経営の実践」のCDを何回か聞いています。
1937年長野県駒ヶ根市生まれの78歳、肺結核により17歳から20歳までの3年間を入院することで高校中退を余儀なくされ退院。
地元の木材会社に就職するが、58年経営不審にあえぐ子会社の伊那食品工業の社長代行に任ぜられてから、2006年の寒天ブーブまでの48年間を増収増益会社にしました。
寒天ブームが去った後も年輪が増えるがごとくに成長している有名な会社で有名で、「社員を幸せにする」を追求し、実際にそれを実現している方でもあります。
伊那食品の経営理念は「いい会社をつくりましょう」で、同社のHPには「会社経営にとって 、 本来あるべき姿 とは、 社員が幸せになるような会社をつくり、それを通じて社会に貢献する ことだと思います。 そして売り上げも利益もそれを実現するための手段に過ぎないのです」と書かれてあります。
CDの中で、塚越会長が「我が社では売上目標と利益目標がありません」、と言い切っていました。そして「会社の目的は社員を幸せにすることであり、会社を大きくなることが目的ではなく結果だ」と。
トヨタ自動車の豊田章男社長が「私の家庭教師」と言わしめた方でもあり、CDの中でも氏の語る話しの全てが納得することばかり。
自社を、一歩でも二歩でも近づけられるよう、努力していく必要性を効く度に感じています。
塚越寛の年輪経営の実践
塚越氏は1937年長野県駒ヶ根市生まれの78歳。肺結核により3思春期の3年間を入院し高校中退。その後地元の木材会社に就職するが、58年経営不審にあえぐ小会社の伊那食品工業の社長代行に任ぜられる。以後、原料の海草の原価に大きく左右される相場食品だった寒天の安定供給を体制を確立し、寒天の成分を利用したさまざまな新商品開発に取り組んで新たな市場を開拓、48年連続増収増益という金字塔を打ち立てる。2005年より現職。忘己利他(もうこりた)の経営を標榜する。黄綬表彰、旭日小綬章、日刊工業新聞社最優秀経営賞など受賞(章)多数。
著書に「いいかいしゃをつくりましょう」(文屋)、「リストラなしの「年俸経営」(光文社)、「幸せになる生き方、働き方」(PHP研究所)などがある。・・・・塚越寛の年輪経営の実践の解説より。
伊那食品工業 塚越寛氏
2016年1月20日
2016_01/20