ヨーロッパに行くと鉄道駅舎には改札がありません。
切符を買っても買わなくても自由にホームまで行くことができますが、これは「人は改札を設けなくとも不正乗車はしない」という性善説の文化が養われている証拠ではないでしょうか。
何かアクシデントがあると秩序が保てない国民性だけど、改札がなくても運営ができる。
それにくらべ、東日本大震災のような大災害があっても秩序を保てる日本では、「不正乗車するに違いないから改札を設置する」という性悪説から成り立っているのではないでしょうか。
改札のことをネットで調べていたら、戦後に改札がなくなると人員が半減してしまう鉄道関係の役人の強い抵抗もあってか、マッカーサーが残すという決定をしたとか・・・。
彼は日本人の心に、「黙っていると、人は悪いことをするもの」という概念を植え付けるために改札を残したのかもしれないですね。
ドイツ・ミュンヘン中央駅