北九州市を中心に6つ美容室と2つの飲食店とペットサロンを展開する「BAGZY」(バグジー)
スタッフが優しく自然で暖かい接客で人気の超繁盛店。
代表の久保和也さんは10数年前までは儲けることに熱心で、「高い給料を出せば問題ないだろ」と成果配分方式で競争意識をあおって結果に情熱を燃やす経営者でした。
ある時、信頼していた幹部や社員が「給料をあげてくれなければ辞める」と次々に辞めていき、半分の社員しか残らない事態に直面。
「多店舗展開しているのに店が回らない・・・」、久保氏は悩み、苦しみ、苛立ち、そして自殺しようとまで考える。
そのような時、あるお坊さんから「問題は辞める社員にあるのではなく、経営者にある」という助言に気持ちが吹っ切れ、「利潤より大事なものがある!」と心にストンと落ちたそうです。
それから、”人間を大切にする経営”に切り替えたところ、人は辞めなくなり、伸び悩んでいた業績も年率120%も成長する会社に変化していった。
お客様に、仲間に、仕事に、「愛」をもって取り組むのがバグジーの理念。
接客にルールはなく、スタッフの感性で、お客様に愛情や優しさで応対する。
「接客」の枠を超えた人と人の深いコミュニケーションに信頼が深まる。
孤児院に売上の一部を寄付、クリスマスにプレゼントを持ってスタッフ全員で慰問するのが恒例行事となっている。
社員に優しさや思いやりの心をというバグジー流の教育の一つで、勉強会も会議も人に対してどれだけ優しくなれたか、愛ある仕事が出来たかがテーマ。
小手先ではなく自分を磨くしか人に感動を与えることはできないと、人間的成長に挑む会社バグジー。
久保社長は若い頃、カリスマ美容師を指導するカリスマ美容師で、西日本を代表する美容師だったそうです。
全国から講演依頼があり、視察に来る人が絶えないそうですが、今では人の心を優しくする、日本を代表するメンターの一人になっているのは間違いありません。
バグジー久保社長