昨日、3月21日は秋分の日ということでお彼岸シーズン。
この時期、お寺さんに行くと各お墓にはお供え物の花がずらりと並んでいるのは見ごたえあります。
昔からの伝統が薄れかけている昨今、祖先を思う気持ちを大事にしている日本人はさすがだと思わざるを得ません。
今まで全く考えもせずにお彼岸という言葉を使っていましたが、改めて調べてみて「なるほどねぇ」と思った次第です。
お彼岸とは・・・
「彼岸」はサンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、煩悩と迷いの世界である【此岸(しがん)】にある者が、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をする事で「悟りの世界」すなわち【「彼岸」(ひがん)】の境地へ到達することが出来るというもの。
太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていた。
806年(大同元年)、日本で初めて彼岸会が行われた。
このとき崇道天皇(早良親王)のために諸国の国分寺の僧に命じて「七日金剛般若経を読まわしむ」と『日本後紀』に記述されている。
お彼岸のシーズンは花がズラリと並びます