恥ずかしながら今まで「捨て印」の意味を知りませんでした。
「捨て印とは、その書面に関して、ある程度まで訂正しても構わないという権限を与える趣旨で押す印鑑のこと」
書面の内容に誤りがある場合、二重線を引き、追加するものは付記する。
その際、欄外に押された捨て印のそばに「一字削除」「二字追加」と訂正状況を記すことにより、捨て印を押した本人が訂正に同意したことになる。
少しの訂正ヵ所が見つかったからといってその都度書類を郵送するのは煩雑ということで捨て印というやり方があるのでしょう。
でも、この捨て印をすることで心配なのは、”少々の訂正の意味”は人によって考えが違うし、ひょっとしたら意図的に変えられてしまうことだってあるかも知れないということ。
重要な部分を変更する権限は捨て印にはないとはいえ、三文判を押印するように気軽に押してはいけないということに気が付きました。
今まで捨て印がある契約書は、「押さないと契約が成立しない」と思い込んでいましたが、押さなくてもいいということです。
皆さま、ご存知でしたか?^_^;
捨て印