斉藤一人さん講演CDより・・・・、昔、インドから仏教が、中国から儒教が、ヨーロッパからキリスト教が入って来た。
違う宗教が入ってくると一悶着あるのが世界の常識だが、日本は宗教戦争を起こしたことのない国であり、八百万の神がいると信じているからこそ新しい宗教が入って来ても受け入れられる民族であると話していました。
そういえば、明治9年(1897年)に開講した札幌農学校の初代校長で「青年よ大志を抱け」で有名なクラーク博士、倫理学授業で聖書を講じたことの影響で1期生120名ほぼ全員がキリスト教に入信したそうです。
先進国の異文化を取り入れ、文明開化を目指そうという意識はあったにせよ、サムライ精神を持ちあわせていた明治初期の猛者たちでさえ八百万の神精神があったからこそ、異文化宗教を受け入れられることが出いたのだと思います。
「キリスト教は聖書によって過去から今に至るまで統一した教えができるが、日本はどうやって教えているのだ?」
札幌農学校、二期生でキリスト教信者でもあった新渡戸稲造が異人から質問され、「欧米は聖書があるが、日本には武士道精神がある」ということで、「武士道」を英語に翻訳して世界にアピールしたのは有名な話しです。
クラーク博士