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2013年12月5日

2013_12/05

涙の数だけ大きくなれる!

16年間、超難関校合格率№1を誇った塾のカリスマ塾講師であった木下晴弘さん。

子供たちから「先生、勉強を教えてください」と言わしめる魔法のトークを使っていたそうです。

木下晴弘著「涙の数だけ大きくなれる!」

帯の七田眞先生の「感動が大きすぎる」と書かれたありますが、正にその通り、感動のあまり、思わず涙が出てきます。

今日は10のストーリーの中の一つをご紹介します・・・・、長文、お許しください。

「あるレジ打ちの女性」

派遣先で何をやっても長続きしなかった女性にレジ打ちの仕事が回ってきます。キーボードに値段を入れる旧式レジ打ちを1週間もしたら飽きてしまいました。

実家に帰るつもりでアパートの部屋を整理していたら、昔の日記が出てきました。「ピアニストになりたい」と書かれたページを発見、一生懸命に練習をしていたことを思い出し、本当に情けなくなりました。

「あれだけ燃えていた自分は今はどうだろうか、いつも逃げてばかり、今の仕事からまた逃げようとしている・・・・」

彼女は用意していた辞表をやぶり、単調なレジ打ちの仕事をもうすこしつづけようと決心。昔、ピアノの練習中をすることで鍵盤を見ずに、弾けたことを思い出し、キーボーのド配置を覚えることで、指先を見ないで、ものすごいスピードでレジを打てるようになるました。すると心の余裕ができたことで、お客様の行動を観察することができるようになったのです。

「あのお客さん、昨日も来ていたな」「ちょうどこの時間になったら子ども連れで来るんだ」「この人は安売りのものを中心に買う」「この人はいつも店が閉まるときに買いに来る」と、いろいろなことがわかるようになったのです。

そんなある日、いつも品切れの安いものを買うおばあちゃんが5,000円もする尾頭付き立派なタイをカゴに入れてレジにきました。彼女はビックリしておばあちゃんに話しかけました。「今日はなにかいいことがあったんですか?」

おばあちゃんはニッコリ笑顔で「孫がね、水泳の賞をとったんだよ。今日はそのお祝いなんだよ。いだろう、このタイ」と話すのです。

「いいですね。おめでとうございます」

うれしくなった、彼女の口から自然に祝福の言葉が飛び出しました。この一件でお客さまとのコミュケーションを取るのが楽しくなった彼女はお客さんの顔と名前を覚えてしまい、「◯◯さん、今日はこのチョコレートですか。今日はあちらにもっと安いチョコレートが出ていますよ」「今日はマグロよりカツオのほうがいいわよ」など言ってあげるようになったのです。

レジに並んでいるお客さんも「いいこと言ってくれたわ。今から換えてくるわ」というようなコミュニケーションを取り始めるようになったら仕事が楽しくなってきました。

そんなある日、「今日はすごく忙しい」と思いながら、いつもと同じようにお客さんとの話を楽しみつつレジを打っていたところ、店内放送が響き渡りました。

「本日は大変に込み合いまして誠に申し訳ございません。どうぞ空いているレジにお回りください。ところが、わずかな間をおいて、また放送が入ります。「本日は大変に込み合いまして、誠に申し訳ありません。重ねて申し上げますが、どうぞ空いているレジのほううにお回りください」、そして3回目同じ放送が聞こえてきた時に、初めて彼女はおかしいと気づき、周りをみて驚きました。

どうしたことか5つのレジが全部空いているのに、お客さんは自分のレジにしか並んでいなかったのです。店長があわてて駆け寄ってきて、お客さんに「どうぞ空いているあちらのレジにお回りください」と言ったその時、お客さんは店長の手を振りほどいてこう言いました。

「放っといてちょだい。私はここへ買い物に来てるんじゃない。あの人としゃべりに来てるんだ。だからこのレジ出ないとイヤなんだ」その瞬間彼女はわっと泣き崩れました。

その姿を見て、お客さんが店長に言いました。「そうそう、私たちはこの人と話するのが楽しみに来てるんだ。今日の特売は他のスーパーでもやってるよ。だけど私は、このお姉さんと話をするためにここに来ているんだ。だからこのレジに並ばせておくれよ」

彼女はボロボロに泣き崩れたまま、レジを打つことができませんでした。仕事というのはこれほど素晴らしいものだのだと、初めて気づいたのです。そうです。彼女は昔の自分ではなくなっていたのです。

それから彼女はレジの主任となって、新人教育に携わったそうです。

木下晴弘著「なみだの数だけ大きくなれる」!

木下晴弘著「なみだの数だけ大きくなれる」!
 


この木下晴弘氏を弊社勉強会(講演会)にお呼びします。誰でも参加自由!(^^)

開催日 2014年1月18日(土)
会  場 静岡グランシップ(東静岡駅前)
開  場 12時半開 演 13時〜16時半(途中休憩20分含む)
定  員 500名
入場料 2,500円

ご興味のある方、下記リンクをお開き下さい。

https://www.murata-brg.co.jp/201401kinoshita.pdf(ご案内+FAX申込書)

http://kokucheese.com/event/index/122207/(ネット申し込み)

http://www.abtr.co.jp/ (木下晴弘氏・ホームページ)

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