公益財団法人モラロジー研究所発行「心の生涯学習誌れいろう」を購読しています。
2月号は「ゆるす」という特集号。
モラロジー研究所 社会教育講師である北山正弘氏の「許す(ゆるす)と「宥す(ゆるす)」とういう記事の中に、「なるほどなぁ」ということが書かれてありました。
「ゆるす」には「許」「恕」「宥」などの漢字があり意味合いが微妙に違う。
「許」は法律に基いて許可すること、つまりあくまでも責任を相手に追わせる「ゆるし」
「恕」は孔子の唱えた思いやりを基調とした「ゆるし」
モラロジー創設者、広池博士が説く「ゆるし」は「宥」であり、非をなす相手をこちらの器量に中で受け止めた上で見守りながら、例え相手が年長者であってもその方を育て上げるような心づかいをする。其のためにはまず,傾聴し、受容し、共感すること心が大切だと。
モラロジーは最高道徳というだけに奥深い教えでもあり、学べば学ぶほど自分が何もできていない人間であることを気づかせてもらいます。
私は今まで、責任を相手に追わせる「許し」だったかもしれませんが、今後は相手を育て上げるような心づかいの「宥し」ができるような人間になりたいと思いました。
追伸、今週一杯は仕事が繁忙の為、皆さまの所にお邪魔することができないこと誠に申し訳ありません。
モラロジー研究所 心の生涯学習誌 れいろう