千葉県南柏市にあるモラロジー研究所と廣池学園は緑に覆われた13万坪の広大な面積の中にあります。 その中にはモラロジー研究所本部、麗澤(れいたく)大学、麗澤中・高等学校、麗澤幼稚園、ホテル、売店、食堂、研修施設、セミナー受講者宿泊施設、広池記念館、廣池千九郎とその家族のお墓が入っています。 今回は建物を中心にご紹介! モラロジー創設者 廣池千九郎博士 銅像 なんと、中学校しか卒業していないのに早稲田大学教授、法学博士の学位を授与されているんです。 もの凄い勉強家なんでしょうね(^^) 廣池千九郎 略歴 1866年 大分県中津に生まれる 1880年 中津市校(現在の中学校過程にあたる) 1885年 小学校教師となる 1888年 「新編小学終身用書」を発行 1891年 「中津歴史」を出版 1893年 「皇室屋史」を発行 1894年 「平安通志」を編集 1895年 「古事類苑」の編集委員になる 1902年 早稲田大学講師となる 1905年 「支那文典」。「東洋法制史序論」を出版 1907年 伊勢神宮皇学館(大学)教授に就任 1908年 「伊勢神宮」を出版 1912年 法学博士の学位を授与 1915年 「東洋法制史本論」、「伊勢神宮と我国体」を出版 1916年 「日本憲淵源論」を出版 1919年 モラルサイエンス(道德科学・モラロジー)研究活動に入る 1926年 モラロジー研究所を創立 1928年 「道德科学の論文」を出版 1929年 「孝道の科学的研究」を発行 1930年 「新科学モラロジー及び最高道德の特質」のレコード吹き込み 1935年 千葉県柏市光が丘に道德科学専攻塾を設立 1938年 群馬県水上町の大穴温泉にて逝去 研修館まえで朝のラジオ体操 セミナー受講宿泊施設 廣池千九郎記念館講堂 廣池千九郎記念館 廣池千九郎記念文庫 ここには廣池博士が「道徳科学の論文」を執筆するために使用した参考図書が35,000冊保管されている。 和書17,000冊、漢籍13,000冊、洋書2,500冊がある。 欧米の最新の学問研究の成果を採り入れるため、特にい洋書は高額な費用を払い、船便で取り寄せた。 図書の分野は人文科学、社会科学、自然科学と幅広い。 このような参考図書を用い道徳科学的に研究し、さらに自らの道徳の実践と合わせて、モラロジーという新しい学問体系を樹立する。 麗澤(れいたく)は易経の言葉で「2つの沢が互いに潤しあって大河になるように、師弟が学びあうことによって大きな人物となる」という意味。 廣池千九郎博士はこの精神を、太陽のように光明な知恵と温かい慈悲の心をあわせもって公平無私な態度で万物を育成すると解釈し、自らの教育理念を表す言葉とした。 中央食堂・麗澤中・高校の学生1,000人とセミナー受講生がここで食事をします。 軽食さくら