著者の佐藤正久さんは1960年生まれ、現在参議院議員(自由民主党) 前職は陸上自衛隊(最終階級は1等陸佐)福島県出身。防衛大学校卒業。米陸軍指揮幕僚大学校卒業。 2004年の自衛隊イラク派遣では第一次復興業務支援隊長を務めた方で、ヒゲの隊長としても有名です。 3.11大震災直後から被災地で命を賭けてさまざまな救援活動を続ける自衛隊ですが、テレビや新聞で報道されている内容は自衛隊がやってきた功績の全てを本当に伝えてくれたのか? 誰も立ち入ることができないほどの状況になっていた被災地に、いち早く入り、行方不明者の捜索・救助活動やご遺体の搬送をしたのは誰か? それは全て自衛隊の仕事だった。 凄い被害状況と瓦礫が除去された状態のビフォー・アフターは報道されても瓦礫を除去する自衛隊の姿があまりにも報道されていないのでは? 「絶望的な状態にあった水没地帯などの被災地に復興の光が差し込む状況に戻すまで、決死の作業にあたっていた自衛隊員の進行形の姿を全国に届けてほしかった」 佐藤さんはそういった想いがあってこの本を書くことに決意したと・・・。 以前より、僕も自衛隊がクローズアップされていないと思っていまいした。 この本を是非読んでください、自衛隊員のことを見直します。 日本を命がけで守ってくれる自衛隊員にもっと敬意を払うべきではないかと改めて思いました。 佐藤正久著 ありがとう自衛隊 1995年に起きた阪神淡路大震災の時には自治体の要請がない限りは自衛隊は動くことができず、被害を大きくした反省から現在では、震度5弱が観測されると、どんな夜中でも悪天候でも情報部隊が自動的に出動し、空からヘリコプター、陸上ではバイクなおで全体像だけでなく細かいところまで状況を把握する体制になっているそうです。 出動まで10分かからないと!! そして、ヘリからの映像は官邸や防衛庁にリアルタイムで送信されるシステムになっている。 直筆のサイン・「絆」・・・・彼らは「全ては被災者のために」という思いで活動している。 佐藤正久氏の講演会、腰の低い方で彼の真摯な生き方が伝わってくる講演会だったです。
日本の法律は衆議院と参議院の両議院で可決されると手続きを追って法律になることは周知の事実です。 しかし、最終的に天皇陛下が書類にサインをして、初めて法律になることは意外と知られていないのではないでしょうか? 日本国憲法に「天皇の国事行為」が記されています。 第1章 天皇第7条 【天皇の国事行為】 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。 1号 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。 2号 国会を召集すること。 3号 衆議院を解散すること。 4号 国会議員の総選挙の施行を公示すること。 5号 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。 6号 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。 7号 栄典を授与すること。 8号 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。 9号 外国の大使及び公使を接受すること。 10号 儀式を行ふこと。 つまり、法律も、国会の招集も、衆議院の解散も陛下のサインがなければ成立しないということです。 陛下がサインできない場合は皇太子殿下が代理を行うのでしょうね。 天皇陛下と皇太子殿下の両方が海外に行って、二人とも日本に戻れなくなってしまった場合に法律が成立しなくなるので、二人同時に海外に行くことは絶対にないのでは? 日本国国旗