2002年から、1万人以上のベトナムの人々を無報酬で失明から救ったという服部匡志先生のお話しを伺う機会を得ました。 服部先生は現在、月の半分をベトナム国立眼科病院に無報酬勤務、そして残りの半分は日本に戻り、自分の技術を希望する病院の為に国内を走り回る日々! 自宅で丸一日過ごせるのは年に一日か二日。 日本で得た収入で家族の生活とベトナムでの活動費用を全てまかなう。 ベトナムでは、患者さんからいっさいの金銭を受け取らず、渡航費、滞在費、衣料品代なども全て持ち出し活動中。 「目の前に困っている人たちがいる。失明の危機にさらされているのに手術を受けらない人たちがいる。彼らを放っておくわけにはいかない。自分の技術で彼らを救うことができるなら、遠慮せずに助けたい、その想いだけ」 「患者は自分の家族と思えを信念に医者として最優先することはただ一つ、ひとりでも多くの患者を救うこと」 12歳以下の子供は全身麻酔をかけてからの手術・・・難関手術で何度もあきらめかけた・・・・、僕が手をおろせば少女の眼から永遠に光は失われる。これからの長い人生を一生真っ暗闇の中で生きて行かなければばらない、そうなったら、僕は一生後悔するだろう。あと少しがんばることでこの子の人生が変わるのならば、あきらめるわけにはいかない。今、この子を救えるのは僕しかいない。やるしかないのだ・・・・・服部匡志・著「人間は人を助けるように出来ている」より。 貧しい人たちは300ドルの手術代が支払えない、でもこのまま返したら失明してしまう。 服部先生は、手術代を支払うことが出来ない貧しい人たちの為になんと、自費で1000人以上の手術代を支払ってきたそうだ。 「こんなに素晴らしい日本人が世界で活躍している・・・・・・」 先生の話しを聞いていて何回も目が潤んでしまいました。 服部匡志先生は昨年2月10日 皇太子殿下がベトナムで活躍している日本人と接見された中のメンバーにも選ばれたそうです。 接見の際、殿下のほうから握手を求められ、 「DVDや本で、活躍されていることを知りました。すばらしいことをなさっているのですね。・・・・ベトナムで活躍されて、日本とベトナムの友好のための架け橋をされて、とても貢献されていますね。・・・・これからも健康に気をつけてください。・・・・また、ゆっくりとお話を聞かせてください。・・・・またお会いしましょう」と、暖かいお言葉を頂いたそうです。 「話しをされる殿下は、にこやかで、とても心のあたたかい方だった」と話していました。 坂本光司先生「僕には40分の時間しか与えられていないんですよ」とジョークを飛ばしながらテンポよく事例の発表(^^) 今回はチャリティー講演会ということで出席人数140人で50万円近くの寄付金が集まったそうです・・・もちろん溶射屋も(^^) 「服部先生、身体に気を付けて頑張ってください」ヽ(^。^)ノ 服部匡志・著 人間は、人を助けるようにできている 服部匡志先生にサインを頂きました 「情熱」 ベトナム国立眼科病院 客員教授 網膜硝子体手術指導医 服部匡志