日産GT-Rのエンジンのシリンダー内面にはプラズマ炎を利用したプラズマ溶射法を用いたエンジンが使われています。 通常のアルミ製エンジンのシリンダー内面には鋳鉄製のスリープが挿入されておりますが、その鋳鉄製スリープの変わりにプラズマ溶射法によってコーティングすることによって6気筒エンジンで約3Kgの軽量化に成功! 当社が得意とする溶射技術はこのような身近なところにも使われております。 (注)村田ボーリング技研(株)社内では行っておりません。この溶射は日産の工場内のラインで行われていると思います。 スルザーメテコ社製 エンジン内面プラズマ溶射装置 プラズマコーティングボア(ライナーレス化) 一般的には鋳鉄製のライナーを挿入するエンジンのシリンダー内部に、新開発のプラズマコーティングボア構造を採用。アルミボアと同等に、冷却効率を向上。高出力化と燃費の向上に大きく貢献している。鋳鉄製ライナーが2.6mmなのに対し、プラズマコーティングボア皮膜では約0.2mmの薄さが可能なため、6気筒で約3kgの軽量化も達成している。 (日産ホームページより) NISSAN GT-R DOHC・V型6気筒 排気量3799(cc) 最高出力480(ps) 最高トルク 60(kgf・m)